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高次脳機能障害について |
高次脳機能障害とは、記憶力や感情などに問題が起こり、それにより日常生活が困難になることです。
高次脳機能障害の原因には、脳卒中や交通事故などがあります。
脳の血管が詰まってパンパンになったり、強い衝撃を受けたりすることで破裂すると、脳がダメージを受けて、高次脳機能障害を引き起こすことがあるのです。
高次脳機能障害の症状には、様々なものがあります。脳のどの部分がダメージを受けたかによって、出てくる症状が異なってきます。
たとえば前頭部や側頭部にダメージを受けた場合は、主に記憶障害が起こります。人の名前や日時を覚えたり思い出したりすることが難しくなるのです。
また、右半球にダメージを受けると、感情のコントロールができなくなり、暴力的になったり些細なことで泣き叫んだりするようになります。
反対に、左半球にダメージを受けると、感情の変化が起こりにくくなり、何事にも無関心になったり無気力になったりします。
その他にも、ぼんやりするようになったり、嘘ばかりつくようになったり、左右を認識できなくなったりする高次脳機能障害もあります。
これらを引き起こすと、生活するためには家族の支援が必要になります。
誰かがそばについていないと、本人が危険な目にあったり、他人を危険に巻き込んでしまったりする可能性があるからです。
逆に家族の支援さえあれば、症状の度合いにもよりますが、問題なく日常生活を送ることが可能になります。
